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Er-LBRTを用いた重度歯周病治療

重度の歯周病の患者さんの治療です。

歯周病の治療は患者さんのセルフケアと歯科医師と衛生士によるプロケアによる徹底した炎症のコントロールが必須になります。
その上で再評価を行い必要であれば歯周外科処置を行います。
今回はその治療の中でもEr-LBRTとよばれる歯周再生療法の術式のケースになります。

術前

      

             

通常の保険診療の範囲での歯周組織再生療法では適応症がありますがEr-LBRTでは外科処置により歯根面の徹底した清掃を行った後に骨に置き換わる骨補填剤を填入し
Er-Yagレーザーを用いて限局した血餅形成能を応用した骨再生を促す方法です。
術前に示した部位はレントゲンにて骨が少ない状態を示しています。
術後は骨の再生を示す画像が得られ最深部で9mmあった歯周ポケットも3mmと健全な値を示しています。また一番奥の歯の根の先の大きな病巣も改善傾向にありますが引きつづき経過観察が必要になります。

術後

     

     

歯周病の治療は時間がかかる場合がありますが日本人が最も多く歯を失う原因で痛みを伴わない病気です。再生療法も全てのケースで適応できるものではありませんのでなるべく早期発見が大切と感じています。今後とも皆様の口に大切な歯を保存できるよう努めていきます。

執筆者情報

院長写真
院長

佐藤 隆夫Sato Takao

歯科医院に行くことは勇気のいる事だと思います。 来院してくれたみなさまが笑顔で来院しやすい医院を作り、一人ひとりに適切な治療を行っていきます。

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