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虫歯予防の為の染め出しで見るプラークの質

子供も大人も虫歯の予防には歯ブラシに代表されるプラークコントロールが大事になります。今回は虫歯の原因になるプラークの染め出しについてです。メインテナンスを行っている最中にも健康な歯が虫歯として進行してしまう事がありますが、その際には食習慣やフッ素などの応用をより積極的に応用したりキシリトールガムを食後噛むなど様々な形で予防の強化を行いますが。大切なブラッシングの状態の確認やトレーニングも行います。

その際に染め出し液を使った残ってしまっているプラークの位置の評価をしますが。今回の染め出し液はプラークの付着している位置だけではなくて2日以上の部分が青くなり、更に虫歯の原因となる酸をだして酸性になっているリスクの高いプラークは明るい水色に染まっていきます。
今回はこれを本人に見てもらって上の前歯の青い部分を含めてブラッシングの練習をしていきました。上手に磨けて自分で染め出した部分も取れましたがその部位に生えてきたばかりの時にはなかった初期う蝕になってしまっています。初期う蝕は徹底した予防で進行を抑えることが可能ですので、改めていつもきちんと来院してくれていますが同じ部位の歯ブラシが苦手なようでしたので本人も染め出した様子を見てくれたので患者さんと一緒に今後の予防につなげて頑張っていこうと思います。

術前写真 生えてきた際は健全な歯質でした。

     
染め出し写真 青く染まっている部位が多く2日以上停滞しているプラークがあり酸性の環境にあることが分かります

プラーク除去後 青いプラークがとれた前歯の表面が白く初期う蝕ができています

執筆者情報

院長写真
院長

佐藤 隆夫Sato Takao

歯科医院に行くことは勇気のいる事だと思います。 来院してくれたみなさまが笑顔で来院しやすい医院を作り、一人ひとりに適切な治療を行っていきます。

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