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小児歯科治療で大切にしていること
今日は小さいころから通ってくれている小児患者さんに初めての麻酔をする機会がありました。とても緊張した様子でいつも来院している時よりも不安そうな様子でしたがしっかりと表面麻酔をして細いゲージの針を用いてゆっくりと麻酔を電動麻酔器にて注入し痛みを感じさせず行い予定した処置が終わるとホッとした表情が見えてこちらもとてもホッとしました。
私が小児の患者さんを見る時に一番強く思っている事は歯医者を嫌いにさせないことです。
よく小さいころ怖い思いをして歯科に行くのが嫌になったと患者さんからお話を聞くことがあります。そのことで適切な時期に診療を受ける機会を失うのは歯にとっても患者さんにとっても不利益な事だと思います。上野毛通り歯科に通ってくれている患者さんにはそうなって欲しくないので、特に初めて小児患者さんが歯医者さんに来るときはなるべく褒めて終われるようにしたいなと思っています。多くの子供が歯医者に来るだけで緊張や恐怖を少なからず感じているかもしれません。なので出来る限り初回では、凄いね偉かったねで終われるように心がけています。
今回の患者さんも以前から検診で通ってくれていていきなりの診療でなく何度も見たことがある関係でしたので緊張はあっても口を開いてくれて診療させてくれました。恐らく今後麻酔が必要になっても今回初めての麻酔がスムーズにできたことが自信になったのではないかと期待しています。
全ての患者さんに全力を尽くしていますが特に初めての治療の子供を診る時はその子の一生に影響するんだと思って注意深く接するようにしています。
執筆者情報
佐藤 隆夫Sato Takao
歯科医院に行くことは勇気のいる事だと思います。 来院してくれたみなさまが笑顔で来院しやすい医院を作り、一人ひとりに適切な治療を行っていきます。
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略歴
- 日本大学歯学部 卒業
- 日本大学歯学部付属歯科病院
歯内療法科、歯科インプラント科 在籍 - 東京都内の歯科医院で勤務医
- 上野毛通り歯科 開業 現在に至る
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