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歯周病と糖尿病

上野毛駅徒歩2分、歯科保存学会専門医、上野毛通り歯科の佐藤です。当院ではすべての世代の方に健全な口腔内を維持できるよう歯周病、虫歯、審美歯科、予防歯科に積極的に取り組んでおります。 

今回は糖尿病と歯周病の関連について報告します。 

歯周病は細菌感染による慢性の炎症です。最近の研究によりさまざまな生活習慣病と関係があることがわかってきました。その1つが糖尿病です。あまり知られてはいませんが実は歯周病は糖尿病の合併症の1つといわれるほど深い関連性があります。 

 

糖尿病が歯周病に与える影響 

糖尿病になると細菌に対する抵抗力や組織の修復力の低下しますし口腔内の乾燥等が生じ、それらがプラークの付着を強めてしまい歯周病を悪化させる 

  • 糖尿病だと歯周病に2倍以上かかりやすくなる。 
  • 血糖のコントロールが悪いと歯周病がより重症化しやすいといえます。 

 

歯周病が糖尿病に与える影響 

  • 歯周病が重症化するとTNF-αという血糖値を下げるインスリンの働きを阻害する物質を誘導する為血糖のコントロールが悪くなります。 
  • 逆に歯周病を治療すると血糖のコントロールが良くなることもおきるわけです 
  • 必ずしも全症例で歯周病治療が糖尿病の改善につながるとはいえませんが、平均でHbA1cの値が0.4から0.7くらい改善すると言われています。これは薬を一剤服用するのと似た効果と言われています。 

 

我々の医院でも全身状態も含めた問診や内科の先生との連携した全身管理を行うことがあります。 

特に歯周病は様々な全身疾患との関連が報告されていますのでご心配な方はぜひご相談下さい。 

執筆者情報

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院長

佐藤 隆夫Sato Takao

歯科医院に行くことは勇気のいる事だと思います。 来院してくれたみなさまが笑顔で来院しやすい医院を作り、一人ひとりに適切な治療を行っていきます。

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