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リグロスを用いた歯周組織再生療法

歯周病専門医にて重度の歯周病の診断を受けて治療計画の説明を受けてセカンドオピニオンと当院に通われてる患者さんからの紹介で来院されました。

当院で検査を行ったところやはり重度の歯周病で保存できるかも難しい状態でしたが歯周治療を開始することとしました。もともと、長く口を開けるのが苦手なことや歯科が怖く苦手であるとのことをおっしゃっていたので患者さんのペースを見ながら治療を進めていくことを説明し診療を進めていきました。まず歯間ブラシが入るように仮歯を再度作成した上で歯周基本治療を行い、再評価をしたところ9mmの深い歯周ポケットが残存していた為リグロスを用いた歯周外科について説明を行い同意を得られました。

患者さんは治療に不安を持っていましたが頑張って口を開けてくれて無事治療を終えて安堵された表情が印象的で良い結果になると良いなぁと思いながら治癒を待って先日術後の検査を行ったところ歯周ポケット8㎜の部位で3㎜、9㎜の部位で4㎜に改善しました。被せ物も入り現在はメインテナンスに移行中です。

外科処置を伴う治療は患者さんには不安も強い処置かと思います。重度の歯周炎のケースでは我々も全てのケースで良好な結果を得られるとは限りませんが深い歯周ポケットがある場合は徹底した炎症の除去の為に外科処置の方が有利になることが多いので必要に応じてしっかりご説明して治療に当たれたらと思っております。

   

術前 支えている骨の量が特に後ろから二番目の歯の遠心に歯石の残存を疑う

  

術後 後ろから二番目の歯の歯石が取れて歯根表面が滑らかな状態になっている

   

経過観察時 咬合力に対応する為連結した被せ物が入り安定している

執筆者情報

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院長

佐藤 隆夫Sato Takao

歯科医院に行くことは勇気のいる事だと思います。 来院してくれたみなさまが笑顔で来院しやすい医院を作り、一人ひとりに適切な治療を行っていきます。

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