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6月4日むし歯の日
上野毛駅徒歩2分、歯科保存学会専門医、上野毛通り歯科の佐藤です。当院ではすべての世代の方に健全な口腔内を維持できるよう歯周病、虫歯、審美歯科、予防歯科に積極的に取り組んでおります。
6月4日はむし歯の日です。
虫歯予防には食習慣に関する糖の摂取がポイントになります。
① 砂糖の摂取量
WHO(世界保健機関)の基準では、1日の砂糖の摂取量の目安として、3歳未満は極力避ける、3〜5歳は約16gまで、6歳以降も25gを超えないということが示されています。
例えば、ショートケーキ1つ(100g)に含まれる糖分は約30g、チョコレート1枚(60g)では約26gで、果汁100%のジュースであっても250mlあたりの糖分は約25g。普段の調味料だけでもすでに糖分は使われていますから「おやつ」と認識している食べ物に、どれくらいの糖分が含まれているのかを意識することが大切です。
また、糖分の中でも「遊離糖(ゆうりとう)」と呼ばれる食品や飲料に、製造・調理時に加えられた糖(砂糖・蜂蜜・シロップなど)はより注意が必要。果物そのものはOKだが、果汁100%であってもジュースに加工した場合は遊離糖となるので注意が必要です。
② 食形態
糖分とは別に「食形態」という観点も重要なポイント。例えば、「噛まずに食べられるもの」、「口の中に残りやすいもの」、「だらだら食べになりやすいもの」は、よりう蝕になりやすいと考えられます。
ジュースやソフトクリームなどは、「噛まずに食べられるもの」に含まれ、「口の中に残りやすいもの」には、グミやキャラメルなどの歯にくっつきやすいと考えられているお菓子の他にも、ポテトチップスやお煎餅なども含まれます。
最近は子どもたちの間でもグミ人気が過熱してきていて売り上げもガムや飴を超えていると聞いたこともあり普段の問診でも皆が良く食べているの聞きますので注意が必要に感じています。
その他、「だらだら食べになりやすいもの」としては、あめやチューイングキャンディなどが挙げられる。
③ おやつを食べる回数
おやつを食べる回数は、多ければ多いほどう蝕に繋がりやすいという傾向が明らかになっており、多くても1日1回以内とすることをお伝えしています。
生活習慣病ですので日頃の生活の中に気づかなったリスクが含まれているかもしれません定期健診などで虫歯予防処置と併せて生活習慣指導も行っておりますので、是非ご活用ください。
執筆者情報

佐藤 隆夫Sato Takao
歯科医院に行くことは勇気のいる事だと思います。 来院してくれたみなさまが笑顔で来院しやすい医院を作り、一人ひとりに適切な治療を行っていきます。
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略歴
- 日本大学歯学部 卒業
- 日本大学歯学部付属歯科病院
歯内療法科、歯科インプラント科 在籍 - 東京都内の歯科医院で勤務医
- 上野毛通り歯科 開業 現在に至る
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